革のメンテナンスについて
神戸元町にある革製品の雑貨屋フリースピリッツ神戸店では革製品を使い込んだ後のメンテナンスをしています。販売スタッフの多くはレザーソムリエを取得しており、革について膨大な知識を有していますし、これまでも多くのお客様の財布やバッグなどのメンテナンスを受けてまいりました。その場でレザークリームを塗るなどのメンテナンスから取っ手や根革や内装が破れてしまった、などの重い症状のものまで対応できます。
革のメンテナンスでよく言われる2つのこと
1つ目:普通に使っているのが一番のメンテナンス
私たち店舗スタッフも職人さん達と話すときに、各商品でメンテナンスはどのようにしたら良いのか聞くことがあります。その時にかなりの数の職人さんは「普通に使ってくれてることがメンテナンスです」と言われます。その理由を少しブレイクダウンすると、人間の手からは上質な油分や水分が出ているし、人間の活動に添わせると極端に乾いたり、湿気が多いところに行くこともないからです。
革のメンテナンスでよく言われる2つのこと
2つ目:少しだけ革に合ったクリームを塗ってください。
革が乾燥してきたな、と感じられる時に、革のクリームを少量とり、薄く馴染ませてあげる、というのがメンテナンスの基本です。革のクリームは爬虫類やコードバンなど牛革以外の特殊な革はそれ用のものがあります。バッグでしたら地面との接着部の隅、小物でしたら折り曲げる部分などが一番最初に痛みやすいのでチェックしてみてください。
メンテナンスから見える自分との関わり
自分の持ち物をメンテナンスして大事に使う人は自分も大事にする人!?
最後に、バッグや財布に限らず自分の持ち物をメンテナンスする人は自分のことも大切にする人だな、とこの頃感じています。忙しい世の中ですが、自分と自分を形作る物に対して時間を持って欲しいと思います。バッグや財布が汚れていたり、カサカサになっていたり、お手入れされていない状態を見ると、この人は自分のこともメンテナンスできていないのかも、自分のことも愛することができていないのかも、と思って心配になります。
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